2025-01-02 16:59

陛下、被災者案じ「安らかな年に」=2年ぶり新年一般参賀―皇居

 新年一般参賀が2日、皇居で行われた。天皇陛下は参賀者へのあいさつで、能登半島地震や各地での大雨被害に触れ、「いまだにご苦労の多い生活をされている多くの方々の身を案じています。本年が皆さんにとって安らかで良い年となるよう願っております」と述べられた。
 昨年は元日の能登半島地震を受けて取りやめとなったため、実施は2年ぶり。天皇、皇后両陛下は、秋篠宮ご夫妻や両陛下の長女愛子さまら皇族方と並んで宮殿・長和殿のベランダに午前と午後の計5回立ち、参賀者に笑顔で手を振った。
 上皇ご夫妻は午前中の3回に出席。昨秋に右大腿(だいたい)骨を骨折した上皇后さまは、上皇さまと共に立ち、にこやかに祝賀に応えた。
 宮内庁によると、この日の新年一般参賀には6万690人が訪れた。
 同庁は今回、事前申し込み不要で希望者が入場できるコロナ禍前の状態に5年ぶりに戻した。その上で、感染対策として他の人との距離を保つことへの協力を呼び掛けた。
 三笠宮妃百合子さまが昨年11月に亡くなったのを受け、三笠宮家と高円宮家の皇族方は欠席。上皇さまの弟の常陸宮さまも欠席した。 
[時事通信社]

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