防衛省、軟弱地盤改良に着手=沖縄知事「工事を注視」―辺野古移設
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、防衛省は28日午後、軟弱地盤のある大浦湾側での改良工事に着手した。国内では前例のない深さの地盤改良とされており、工事は難航も予想される。
辺野古沖ではこの日、地盤を強化するため、海底に砂をまく作業が始まった。「トレミー船」と呼ばれる作業船を使って砂を海中に投下する様子が確認された。
今後、金属製のパイプを海底に打ち込み、内側の砂を固めた「砂のくい」などを約7万1000本つくる。軟弱地盤は最深部で海面から90メートルに達するとされるが、改良工事は70メートルの深さまで行う計画だ。
同省沖縄防衛局は70メートルまでの地盤改良で「構造物の安定性を十分確保できる」と説明しているが、玉城デニー知事は27日、県庁で記者団に「安定性が保たれているのか注視していく」と述べた。
防衛省は2020年、大浦湾での軟弱地盤発見に伴う設計変更を県に申請したが、県が承認を拒否。昨年12月、国が県に代わって承認する「代執行」に踏み切った。今年8月には大浦湾側で護岸造成を始めるなど、工事を加速させていた。
[時事通信社]
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