大阪・岸和田市長が議会解散=不信任「大義ない」
大阪府岸和田市の永野耕平市長(46)は24日、女性から性的関係を巡る訴訟を起こされ和解した問題で、自身の不信任決議を可決した市議会を解散した。永野氏は同日記者会見し、「決議の内容は全く理解できないし、全く当たらない。大義がない」と訴えた。市選挙管理委員会は同日、市議選の日程を来年2月2日投開票と決めた。
市議会は今月20日、市政の混乱を招いたとして不信任決議を賛成多数で可決した。永野氏は、市議会を解散した上で市長選との「ダブル選」を目指す可能性も示唆していたが、「まずは不信任決議と解散を市民と議論してもらう機会をつくる」として、自らの辞職は否定した。
改選後の議会で不信任決議が再び可決されれば、市長は失職する。永野氏はその場合の出直し選に出馬する考えも明らかにした。
永野氏は女性から損害賠償を求める訴訟を起こされ、解決金500万円を払うことで和解。不倫関係を認め謝罪した。所属していた地域政党「大阪維新の会」から離党勧告処分を受け、離党した。
[時事通信社]
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