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2024-12-12 16:52社会

無罪判決に涙拭う須藤被告＝閉廷後、裁判長に一礼

和歌山地裁＝和歌山市
和歌山地裁＝和歌山市

　「被告人は無罪」。和歌山地裁で１２日あった須藤早貴被告（２８）の判決。待ち望んだ主文を耳にした須藤被告は首をやや下に傾け、右手で涙を拭うようなしぐさを見せた。
　午後１時半ごろ、１０１号法廷に現れた須藤被告は上下黒のパンツスーツにマスク姿。隣に座った弁護人と時折、言葉を交わしながら落ち着いた様子で開廷を待った。
　福島恵子裁判長に促されて証言台前の椅子に座って言い渡しに臨んだ須藤被告。傍聴席からは表情はうかがえなかったが、無罪とした判決理由が読み上げられる中、歩み寄った弁護人からハンカチを渡されると、軽く礼をして受け取り、何度も目に当てていた。
　約４０分にわたった言い渡しが終わると、立ち上がって裁判長に頭を下げ、法廷を後にした。　
［時事通信社］

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