ウクライナ要求の加盟交渉、NATO保留へ トランプ氏就任控え
【ブリュッセルAFP=時事】北大西洋条約機構(NATO)外相会議は3日、米国のトランプ次期政権の発足を控え、ウクライナが求めている同国の加盟に向けた進展を保留する構えを示した。≪写真は北大西洋条約機構〈NATO〉本部で開かれた国防相理事会に出席したウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領〈右〉とマルク・ルッテNATO事務総長≫
ウクライナは米国で来年1月に新政権が発足するのを前に、態勢を整えようと奔走している。ドナルド・トランプ次期大統領の就任後も、米国がウクライナ支援を継続するかどうかが疑問視されているためだ。また、就任後直ちに紛争を終結させると宣言しているトランプ氏が、ウクライナに痛みを伴う譲歩を強いるのではないかとの懸念もある。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は1日、ロシアとの停戦交渉に入るには、NATOによる安全保障上の確約と、自衛のためのさらなる武器供与が前提条件だと発言。「幻想は持っていない」としつつ、今回のNATO外相会議で、ウクライナへのNATO加盟招待が「勧告」されることを期待していると述べた。
一方、米政府関係者によると、バイデン政権はどのような提案もトランプ次期政権によって撤回されると考えているため、ウクライナの要求を支持していないという。
こうした考えについて欧州のNATO加盟国の外交官も「新政権発足の1か月前にそうした動きをすれば、トランプ氏は激怒し、すぐに反対の行動を取るだろう」と同意した。【翻訳編集AFPBBNews】
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