2024-11-17 23:44スポーツ

日本、苦しみつかんだ一勝=「代走五十幡」決まる―野球プレミア12

キューバ戦の8回、栗原の犠飛で勝ち越しの生還を果たした日本代表の代走で三塁走者・五十幡=17日、台北
キューバ戦の8回、栗原の犠飛で勝ち越しの生還を果たした日本代表の代走で三塁走者・五十幡=17日、台北

 日本は苦しい戦いを物にして、4連勝で2次リーグ進出を決めた。6―6で迎えた八回。先頭の小園が敵失で出塁すると、日本のベンチは代走に五十幡を起用する勝負手を打った。
 キューバの投手は、ソフトバンクに所属するモイネロ。五十幡のスピードを知る左腕は、けん制を挟み、辰己への初球を投じた。一塁走者を意識したようにも見えたクイックモーションで、制球は乱れて死球。五十幡は続く打者の三ゴロで三塁に進むと、5番栗原の浅い左飛で迷わずスタート。本塁に滑り込むとガッツポーズをつくった。
 前日のドーム球場とは打って変わり、雨が降り、風が吹き付ける屋外での試合だった。五回までに4点のリードを奪ったものの、悪天候のせいもあってか、投手陣が六回には3四球を与え3失点。七回は四球と単打に失策が絡んで2点を失い、試合は6―6の振り出しに戻った。
 九回に登板した藤平は、1死満塁のピンチをつくりながら無失点。苦しみ抜いた末につかんだ価値ある一勝だった。 (台北時事)
[時事通信社]

最新動画

最新ニュース

写真特集