鮮やか近藤、隙逃さず=「聖地」で頂点に―全日本剣道選手権
近藤が悲願の初制覇を手繰り寄せた。開始わずか数秒で、「(決まって)自分でもびっくりした」と、勢いよく飛び込んだメンで一本。その後も持ち味の「攻め」を続けて一瞬の隙を逃さず、鋭いコテで鮮やかに勝負を決めた。前回優勝の渡辺を相手に、わずか2分22秒で決着。会場も大きくどよめく圧巻の試合内容だった。
10度目の出場。過去最高順位は3位だった。それだけに「とにかく、やったー、という気持ち。もう少ししたら、(優勝まで)長かったなと思うかも」と、喜びをかみしめた。
7月の世界選手権では個人と団体で優勝。世界一となっても満足はせず、「この大会で優勝したい」。日本一に懸ける強い思いで自身を奮い立たせた。
初めて男子と同じ「聖地」の日本武道館で開催された記念すべき大会で頂点に立った。近藤にとっても、8年前の警察大会で個人戦初優勝を決めた思い出の地。「特別な場所で試合ができてよかった」。感無量の表情だった。
[時事通信社]
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