公明新代表に斉藤鉄夫氏=安定感重視、国交相交代へ
公明党は新たな代表に斉藤鉄夫国土交通相(72)を起用する方針を固めた。衆院選で落選し、代表辞任を表明した石井啓一氏(66)の後任。党の再建を急ぐため、世代交代よりベテランの安定感を重視した。就任に伴い、斉藤氏は国交相を退任する意向。複数の関係者が2日、明らかにした。
7日の中央幹事会で内定し、9日の臨時党大会で正式に選出する運び。公明は第2次石破内閣の発足を前提に、国交相人事について調整を進める。新たな執行部体制に関しては、西田実仁幹事長(62)は留任する方向となっている。
衆院選で公明は公示前の32議席から24議席に後退した。候補を擁立した11小選挙区では石井氏を含めて7人が落選。比例代表の得票数も596万票と、現行制度下で初めて600万票を割り込み、窮地に立っている。
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