政敵に「銃口向けてみよう」=トランプ氏の発言波紋―米
【ワシントン時事】米共和党のトランプ前大統領が同党の「反トランプ派」の代表格リズ・チェイニー元下院議員に「銃口を向けてみよう」と述べ、波紋を広げている。過激な物言いは、大統領選を5日に控え無党派離れにつながりかねず、トランプ氏や陣営は火消しに走っている。
トランプ氏は10月31日の選挙イベントで、チェイニー氏について「戦争好きのタカ派だ。銃を顔に突き付けられた時、彼女がどう感じるか見てみよう」と述べた。
チェイニー氏は、イラク戦争を始めたブッシュ(子)政権のディック・チェイニー元副大統領の娘。共和党員ながら民主党のハリス副大統領への支持を表明し、トランプ氏の落選を各地で呼び掛けている。
ハリス氏は「暴力的発言をする人物は大統領になる資格がない」と糾弾。批判を受け、トランプ氏はSNSで「彼女はタカ派なのに、自分自身が戦う勇気はないということを私は言っている」と説明した。
[時事通信社]
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