「囲碁界の顔」の自覚=一力四冠が記者会見
囲碁の名人のタイトルを獲得した一力遼四冠(27)は31日夜、千葉県木更津市で記者会見し、「今まで以上に囲碁界の顔として意識される機会は増える。タイトル戦や世界戦がもっと盛り上がってほしい気持ちがあり、その先頭に立ってやっていきたい」と力強く語った。
七大タイトルの過半数を握り、自他共に認める責任ある存在となった。今期名人戦の第2局に勝利すると、対局地の宮崎県からそのまま中国・上海に飛び、国際棋戦の応氏杯で優勝。中国などの棋士に勝るとも劣らない実力を証明した。
ここ数年の飛躍については「体力づくりやメンタル面も考えながらやっていた。今回、結果を残すことができて、取り組みが形になったかな」と説明。囲碁界を背負う自覚に充実感がにじんだ。
[時事通信社]
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