タイヤ空気圧低下、交換せず運航=全日空に厳重注意―国交省

航空機のタイヤの空気圧が低かったのに、交換せずに運航したとして、国土交通省は25日、全日空を厳重注意した。全日空によると、整備士は予備タイヤがなかったため、窒素を一時的に充填(じゅうてん)。タイヤは、福島―伊丹間を運航後に交換された。
不適切な整備が行われたのは、9月7日午後5時10分に乗客乗員72人を乗せて福島空港を出発した航空機。出発前にグループ会社の整備士が、航空機の右の主脚にある二つのタイヤのうち、内側のタイヤの空気圧が低いことを把握した。
社内規定ではタイヤを交換すべきだったが、整備士は暫定的措置として窒素を充填した。その後、伊丹空港でタイヤ交換が行われたが、社内の担当部署に報告せず、国交省への報告も今月10日だった。
国交省は「整備士は意図的に違反行為を行ったと認められる。社内の安全管理システムが十分に機能していない」と指摘し、再発防止策を検討するよう求めた。
全日空の話 真摯(しんし)に受け止め、再発防止を徹底する。
[時事通信社]
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