ブレーキ力低下が継続=東北新幹線オーバーラン―JR東日本
東北新幹線郡山駅(福島県郡山市)で3月、東京発新庄行きの「つばさ121号」(7両編成)がオーバーランした問題で、JR東日本は25日、車輪の滑りを検知してブレーキを自動的に緩める機能が働き、ブレーキ力が低い状態が長く継続したことが原因だと発表した。
自動的にブレーキがかかり始める地点を、これまでよりも約4キロ手前に変更するなどの再発防止策を講じるという。
JR東によると、郡山駅の東京側は曲線や下り勾配が断続的に続く区間で、3月6日は軌道上に積雪があり、停止位置を約520メートル超えて停止。約2時間20分後に運転を再開した。
郡山駅では2022年12月にも、つばさ121号と同じE3系車両がオーバーランしていた。JR東は、今後はE3系単独での運行を取りやめるほか、オーバーランが起きにくいE8系への置き換えを進める方針。
[時事通信社]
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