羽田空港で大規模訓練=衝突炎上事故、教訓に―東京
羽田空港(東京都大田区)で1月、日本航空と海上保安庁の航空機が衝突炎上した事故を受け、国土交通省や東京消防庁、医療団体などが24日、同空港で航空機事故を想定した大規模訓練を実施した。訓練には過去最大規模の1000人超が参加し、事故時の消火や救助手順を確認した。
訓練は、乗員乗客174人を乗せた航空機のエンジンから出火し、多数の負傷者が発生したと想定。国交省航空局の消防車が初期消火した後、医療の優先順位を決めるトリアージを行い、救急車やヘリで搬送。航空機に取り残された人の救助訓練も行った。
事故は1月2日夜に発生。正月休みで職員の緊急参集に手間取り、外部の緊急車両の誘導に時間がかかったほか、消防や医療関係者との情報共有に課題が残った。国交省は事故後、運用を見直したという。
訓練後、取材に応じた松岡慎治・東京空港事務所長は「事故時の課題は改善できていると思う。これからも続けていきたい」と語った。
[時事通信社]
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