22歳男、事件後も普段通り出勤=親族「車ローンあった」―横浜緊縛強殺
横浜市青葉区の住宅で住人の後藤寛治さん(75)が手足を縛られ死亡しているのが見つかった事件で、強盗殺人容疑で逮捕された自称個人事業主の宝田真月容疑者(22)が車のローンを抱えており、事件後も普段通りに仕事を続けていたことが22日、関係者への取材で分かった。
「青葉区の事件にしか関与していない」と供述していることも捜査関係者への取材で新たに判明。首都圏では闇バイトを実行役とした強盗事件が相次いでおり、神奈川県警は宝田容疑者の供述の信ぴょう性を慎重に調べる。
後藤さんは15日ごろに青葉区鉄町の自宅で殺害されたとみられ、16日午前、粘着テープで手足を縛られるなどした状態で見つかった。
宝田容疑者の親族の男性によると、宝田容疑者は車のローンを抱えていたが、塗装の仕事をしており「そこそこ稼いでいる」と話していた。
14日に千葉県印西市の自宅を出て、16日朝に帰宅。逮捕当日の19日朝も含め、17日以降は普段通り、最寄り駅から午前5時台の電車に乗って職場に通っていた。
16日に帰宅した宝田容疑者について、男性は「二晩も家を空けることはなかったので心配したが、普段と変わらない様子だった」と振り返った。
宝田容疑者は事件前、自家用車で後藤さん宅に向かう途中、青葉区内で他の実行役2人を乗せたとされる。事件に関与した経緯について「税金を数十万円滞納し、簡単に稼げるバイトを探した」と供述しているという。
[時事通信社]
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