巨人の中山、殊勲の初アーチ=吉川代役が日本Sへ活路―プロ野球CS
伏兵から思いもよらぬ一発が飛び出した。巨人の中山が五回、均衡を破るソロ本塁打。「先頭打者だったので、つなぐことだけ考えていた。積極的にスイングした結果がホームランになり最高」。この一打が結果的に、第6戦の勝負に持ち込む殊勲のアーチになった。
この回からマウンドに上がったDeNAの山崎の出はなをくじいた。2球目で内寄りにきた直球を思い切り振り抜くと、打球は勢いよく伸びて右翼席へ。プロ4年目で、レギュラーシーズンも含め初の本塁打。地道に長打力向上に取り組んだ努力が実を結び、「ここでフェンスを越えるような打球が打ててよかった」と余韻に浸った。
今季は32試合の出場で、スタメン起用はわずか5度。目立った成績は残せなかった。ただ、勝負度胸が好結果を生むこともある。9月7日のDeNA戦では九回に代打で同点打を放ち、延長サヨナラ勝ちにつなげた。
CSでは第2戦からスタメンで二塁を守る。けがを抱える吉川の代役で、「(吉川)尚輝さんが悔しい思いをしているのはみんな分かっている。尚輝さんのためにも日本シリーズに行きたい」とナインの思いを代弁。負ければ敗退の土壇場で、22歳が活路を開いた。
[時事通信社]
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