ワン・ダイレクションのメンバー、ペインさんの死に「打ちのめされている」
【ブエノスアイレスAFP=時事】英男性アイドルグループ「ワン・ダイレクション」のメンバーで歌手のリアム・ペインさん(31)がアルゼンチンの首都ブエノスアイレスのホテルから転落死したことについて、バンドのメンバーらは「完全に打ちのめされている」と語った。≪写真は、英男性アイドルグループ「ワン・ダイレクション」のメンバーで歌手のリアム・ペインさん≫
家族からも悲しみの声が上がり、音楽業界やファン、さらには英首相官邸からも追悼の言葉が寄せられた。
アルゼンチンでの検視結果によると転落時には「意識がもうろうとしていた、もしくは完全に意識を失っていた可能性がある」ことが示唆された。
バンドのメンバー、ナイル・ホーランさん、ハリー・スタイルズさん、ルイ・トムリンソンさん、そしてゼイン・マリクさんは「リアムの訃報に完全に打ちのめされている。みんなが落ち着いたら、もっと話すことがあるだろう」とSNSでコメントした。
「今はただ、愛する兄弟の喪失を悼み、悲しみを受け入れる時間を取りたい」
スタイルズさんは別のインスタグラムへの投稿で、「何よりも他人を幸せにすることが(リアムの)最大の喜びだった」と振り返り、「共に過ごした年月は、私の人生で最も大切な時間として心に刻まれるだろう。とても寂しい。愛する友よ」とつづった。
またトムリンソンさんも「リアムは私が一生求めていた優しい兄弟だった」と述べ、「リアムこそがワン・ダイレクションの最も重要な存在だった。若い頃からの経験、完璧な音感、ステージでの存在感、そして作曲の才能など。すべてに感謝している」とたたえた。
ペインさんの遺体は、ホテルスタッフが救急当局に2回連絡した後で発見された。リークされた音声によると、スタッフは「薬物とアルコールを摂取し、部屋を破壊しているゲストがいる」「ゲストの命が危険にさらされているかどうかは分からない。ただ、バルコニーのある部屋にいるので、命に関わる行動を起こさないかが心配だ」と報告していた。
滞在していたのはホテルの3階の部屋で、バルコニーの高さは地上約14メートルだった。転落時は一人だった。
日刊紙クラリンは16日、ホテルの部屋内部とされる写真を公開。アルミホイルとライター、白い粉が置かれたテーブル、そして画面が壊れたテレビが映っていた。
検察によると、部屋からは「麻薬とアルコール飲料」と見られる物質が発見され、また家具などが破壊されていた。医療および毒物検査の結果はまだ公表されていない。
グループは、マリクさんが脱退した2016年に無期限の休止を発表。ただ、解散はしていない。
ペインさんは近年、アルコール依存症と名声に対する苦悩について公にしていた。2023年にはユーチューブに投稿した動画で、リハビリに時間を費やし、飲酒をやめる努力について話し、「自分が誰だか分からなくなってしまった」と述べていた。【翻訳編集AFPBBNews】
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