ウクライナ支援協議、中東情勢も議題=EU首脳会議
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は17日、ブリュッセルで首脳会議を開催した。ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援のほか、悪化する中東情勢について協議。ウクライナのゼレンスキー大統領も会議に招かれた。
ゼレンスキー氏は冒頭、対ロシア戦勝計画に関して「ロシアは武力で何も達成できないと判断した場合にしか外交に頼らない」と強調。「戦争を終わらせるために適切な条件を設定しなければならない」と訴えた。
EUのミシェル大統領はこれに先立ち、ウクライナが軍事・資金両面で「さらなる支援を必要としていることは分かっている」と理解を示した。
ミシェル氏は加盟国に送った書簡で「(中東の)緊張緩和を断固として推し進め、国際人道法の尊重を主張しなければならない」と指摘。イスラエルが軍事作戦を繰り広げるレバノンやパレスチナ自治区ガザで人道危機が広がっていることへの懸念をにじませていた。
[時事通信社]
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