「ガザでジェノサイド1年継続、全人類の恥」 トルコ大統領
【ティラナ(アルバニア)AFP=時事】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領は10日、パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラエルの行動について、改めて「ジェノサイド(集団殺害)」に当たると主張した上で、「全人類の恥」だと非難した。≪写真は、アルバニアの首都ティラナの大統領府で、エディ・ラマ首相〈左〉と握手するトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領≫
バルカン諸国歴訪の最初の訪問国、アルバニアの首都ティラナで、エディ・ラマ首相との共同記者会見の際に述べた。エルドアン氏はセルビアも訪問する予定。
エルドアン氏は「われわれ国際社会は、恒久的な停戦を至急保証し、イスラエルに対して必要な圧力をかけるために全力を尽くさなければならない」「ガザでジェノサイドが1年間続いているのは、全人類の恥だ」と訴えた。
さらに、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相をナチス・ドイツの指導者アドルフ・ヒトラーになぞらえ、「ガザの虐殺者」と呼び、「ネタニヤフ政権によるガザ侵略は、今や中東だけでなく世界の秩序を脅かしている」と主張した。
イスラエルの公式発表に基づきAFPがまとめた数字によると、昨年10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃では、1206人が死亡した。ほとんどは民間人だった。
一方、ハマスが実効支配するガザの保健当局によると、同日以降、ガザでは4万2065人が死亡した。こちらもほとんどは民間人だった。国連(UN)はこの数字について、信頼できるとしている。【翻訳編集AFPBBNews】
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