大谷、力強くチームを鼓舞=負けられない一戦で存在感―米大リーグ・ドジャース

ドジャースの大谷が負けられない一戦で気迫満点の姿を見せた。1勝2敗で後がなくなった地区シリーズ第4戦。相手先発はメジャーを代表する右腕シーズで好投を許すのか、それとも攻略するのか、一回の先頭打者の内容は試合展開を左右する一つのカギだった。
その初球で大谷は160キロ超に対し、フルスイングで応えた。豪快な空振りに敵地が思わずどよめいた。結局、二ゴロに倒れたが、直後にベッツが先制ソロ。ロバーツ監督は「翔平の最初のスイングはアグレッシブで、シーズを早い回で降板させるのにつながったと思う。間違いなく、われわれに勢いをつけた」と果敢に勝負していく姿勢を評価した。
1―0の二回2死一、三塁では初球を右前に運ぶ適時打。貴重な追加点をたたき出すとベンチに向かってほえ、崖っぷちのチームをもり立てた。
四球で出た四回は、ベッツの中飛で二塁へのタッチアップに成功。積極的に次の塁を狙い、ベース上で手をたたいて喜んだ。続くT・エルナンデスの三塁線の打球で一気に本塁を狙ったが、ここは打球が塁審に当たる不運もあって滑り込んだ本塁で憤死。悔しそうな様子を見せたものの、はつらつとしたプレーで仲間を鼓舞した。
主軸のフリーマンや3試合連続出場だったロハスがけがで先発メンバーから外れる中、一丸となって大勝。これで2勝2敗とし、第5戦は11日に本拠地ロサンゼルスに戻って行われる。大谷が再び勝利を呼ぶ活躍をするか、注目だ。(サンディエゴ時事)
[時事通信社]

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