硫酸漏れ事故で2人書類送検=東北新幹線内、業過傷害容疑―宮城県警
宮城県内を走行中の東北新幹線内で昨年10月、硫酸が漏れ、乗客がやけどを負った事故で、県警仙台中央署は9日、業務上過失傷害容疑で、硫酸を運搬中だった地質調査会社社長の男(42)=東京都台東区=と、同社員で運搬を指示した父親(81)=大分県日田市=の2人を書類送検した。いずれも容疑を認めている。同署は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたという。
書類送検容疑は昨年10月9日正午前、硫酸の運搬に適正な容器を選定する義務などを怠り、ペットボトルに入れて新幹線に持ち込んだ過失により硫酸を漏らし、乗客の栃木県の男児(6)と、30代と40代の両親にやけどを負わせた疑い。
同署によると、硫酸は鉱物精製の研究などに使用するもので、青森県内の会社関連施設から大分県内に運搬途中だった。
[時事通信社]
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