難敵相手に問われる守備=攻撃で手応えの3バック―サッカー日本代表
3バックに切り替えた6月からの4試合で、日本はいずれも5点以上を奪い、守備陣も無失点を継続してきた。ただ、今回は過去3戦全敗の敵地で難敵サウジアラビアと戦う。板倉は「相当難しい試合になる。まず勢いにのまれないこと」と警戒する。
森保監督はウイングバック(WB)にアタッカー陣を起用し、自ら掲げる「攻撃的」な3バックを体現してきた。攻撃面では高い得点力を見せてきた一方で、相手との実力差もあって守備の対応力を問われる場面は少なかった側面がある。
これまでの戦いで三笘や伊東らWB陣を含め、素早い切り替えからプレスを仕掛けて即時奪回できる前線での守備力は示してきた。押し込まれる時間も想定されるサウジ戦では、ゴールに近い自陣でも粘り強く守れるかが一つのポイントだ。
板倉は「あそこ(WB)に攻撃的な選手を置いておいても、守備がおろそかになることはない」と信頼を寄せる。守備で耐え、攻撃に移るときには、前方にスペースが広がる。その際には、W杯カタール大会のドイツ、スペイン戦で見せた鋭い速攻が生きる。緊迫感に包まれるアウェー戦でこそ、確かな成果を手にしたい。(ジッダ時事)
[時事通信社]
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