矢吹「今が一番強い」=2年半ぶり王座復帰狙う―IBFライトフライ級
12日の国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級タイトルマッチ(愛知県国際展示場)で、同級2位の矢吹正道(LUSH緑)が王者のシベナティ・ノンシンガ(南アフリカ)に挑む。狙うは2年半ぶりとなる世界王座返り咲き。「過去より今が一番強い。相手の映像を見ても勝てると思う」と自信を示す。
2022年3月、寺地拳四朗(BMB)に敗れて世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級王座から陥落。その後はノンタイトル戦3試合に全て快勝した。昨年には左アキレスけん断裂のけがを経験したが、チャンピオンへの強い思いを胸にリハビリに励んで復帰した。
ノンシンガについて、「接近戦もアウトボクシングもできる。穴がない」と警戒する。そんな強敵を破るため、スピードが武器の世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者、田中恒成(畑中)らさまざまなタイプの選手とスパーリングを行ってきた。
戦績は矢吹が16勝(15KO)4敗、ノンシンガが13勝(10KO)1敗。ともにKO率が高く、激しい打ち合いが予想される。32歳の矢吹は「自分が主導権を握る展開をつくりたい。お互いに、倒れるとしたらカウンター」と思い描いている。
[時事通信社]
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