宇佐美、劇的2連発=ロスタイムに逆転―Jリーグ・G大阪
後半ロスタイムに同点のPKを決めたG大阪の宇佐美は、まだ勝利を諦めていなかった。「絶対にワンチャンスあると信じていた」
その時はすぐに来た。ゴール前でパスを受けると、続けざまに滑り込んでくる相手をかわし、値千金の決勝ゴール。「打つか、切り返すか、のせめぎ合いはあの瞬間で5、6回した」。土壇場で冷静さを失わず、劇的な逆転勝利をもたらした。
7月14日を最後に9試合白星がなく、2日はC大阪とのダービー戦で敗北。そんな停滞感を派手に取っ払った。「『ド主人公』だった」と独特な言葉で活躍を自賛したが、試合終了の瞬間は涙を流していたという。「何度負けてもやり続けようと言っていた中で、一番はっきりとした姿をチームに見せられた」。最高の仕事を果たし、誇らしそうだった。
[時事通信社]
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