同期を圧倒し、手応え=豊昇龍、主役張る気概―大相撲初場所
仕切りで相手を見据える豊昇龍の眼光に、いつも以上の鋭さが宿っていた。「同期に負けたくない気持ちがあった」。同じ2018年初場所で初土俵を踏んだ王鵬との一番に、気合をみなぎらせた。
立ち合いから一気に前へ。突き放し、右からのおっつけを効かせて相手を後ろ向きにして、送り倒した。「集中していた。(体の動きは)悪くない」とうなずいた。
昨年の対戦は2勝2敗。勝った相撲も、立ち合いで踏み込めていない反省があった。だからこの日は、「やってきた稽古を信じた」。先場所からこだわってきた、前へ前へと押し込む厳しい攻め。成長ぶりを認める八角理事長(元横綱北勝海)は、「今場所は臆することなく突っ込んでいる。圧力が出て、力強くなった」。突き押しを武器に今場所6連勝していた相手からの完勝は、本人も大きな手応えになっただろう。
横綱照ノ富士が現役を引退し、共に綱とりに挑んでいた琴桜は早々に脱落。けん引役になることが求められる場所の後半へ、「とにかく集中していく」。主役を張る気概は、十分だ。
[時事通信社]
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