町田、ミスミス4失点=手痛い連敗―Jリーグ
ここに来て今季初の連敗は、あまりに痛い。勝負どころだった前節の広島戦に敗れ、再起を期した一戦で今季最悪の4失点。「J1挑戦1年目、緊張感が少し足りない」。黒田監督が指摘したように、これまでしたたかに勝ち点を積み上げてきた町田らしさは全くなかった。
苦しい時間帯で長いパスを使って先制したまではよかった。悔やまれるのが1―1の前半38分。GK谷のパントキックが相手に渡り、ダイレクトにつながれてあっさり勝ち越される。後半の立ち上がりにはPKを献上し、4点目も谷のパスに味方が反応しなかったことがきっかけだった。
「きょうは全て自分のせい」。前節までリーグ最少失点の守備を支えてきた谷はそう責任を背負ったが、チーム全体でこぼれ球への反応や球際の争いで後手に回る場面が目立った。攻撃の起点になるロングボールが乱れ、川崎に簡単にボールを渡してしまうシーンも。隙だらけだった。
勝つしかなかった状況で、優勝争いから一歩後退する敗戦。昌子は「下を向いても…。一つでも上に、という思いは変わらない」。残り5試合。新風を吹かせてきた町田の挑戦はこのまま終わるのか。
[時事通信社]
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