医療事故で虚偽報告容疑=元執刀医ら書類送検―兵庫県警
赤穂市民病院(兵庫県赤穂市)で2019年に起きた手術中の医療事故を巡り、虚偽の報告書を作成したとして、県警捜査1課などは3日、有印公文書偽造・同行使の疑いで、執刀医だった40代男性=依願退職=と上司の50代医師ら3人を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
書類送検容疑は、19年10月に行われた70代女性患者の首の骨を削る手術で、40代男性が誤って頸髄(けいずい)を損傷させたのに、50代医師が執刀したとする報告書を作成し、提出した疑い。
2人は今年5月、この事故について業務上過失傷害容疑で書類送検されたが、神戸地検姫路支部が9月、いずれも不起訴処分とした。
病院などによると、男性は19年7月~21年8月に在籍。着任後の8カ月間で、計8件の医療事故に関わっており、20年1月の事故でも同容疑で書類送検されている。
病院は「現時点での回答は差し控える」とコメントしている。
[時事通信社]
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