有害物質の基準値超え放置=変圧器で、国などに虚偽説明―関電子会社

関西電力子会社の関西電力送配電は1日、電柱に設置される「柱上変圧器」に基準値を超えた有害物質が含まれていることを把握しながら、20年以上放置していたと発表した。さらに、幹部の指示の下、国などに虚偽の内容を報告していたことも明らかにした。
関西送配電によると、1998年以降、一部の変圧器から基準値を超える低濃度のポリ塩化ビフェニール(PCB)が確認されていたにもかかわらず、調査などの対応を怠っていた。さらに2019年には、初めてPCBの基準値超えを確認した時期は18年だったとする虚偽の報告を国や大阪府などに行っていた。
今回の問題は同社窓口への相談で判明。具体的な法令違反は確認されていないが、不適切事案と判断し、公表した。白銀隆之社長は大阪市内で記者会見し、「大変重く受け止めている。心よりおわびする」と陳謝した。
虚偽報告は、当時の配電部門の責任者だった高市和明副社長が指示していたといい、同氏は1日付で辞任した。
[時事通信社]
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