難所で会心バーディー=幡地、10年目の飛躍―東海クラシックゴルフ
伸ばし合いを制したのは今季好調の31歳、幡地だった。同組の金谷や、初優勝を目指した細野らを振り切り「最後まで攻めた結果」と、ほっとした表情を見せた。
首位と1打差の3位で発進。好調のショットで次々とピンに絡め、15番で六つ目のバーディーを奪ってトップに並ぶ。迎えた16番(パー3)は、ツアー屈指の難ホール。グリーン左に大きな崖があり、ピン位置は左側。ここで思い切って得意のフェードボールを打つと、ピンそばにぴたり。「会心」の一打で混戦を抜け出し、そのまま逃げ切った。
春先にアジアンツアーのニュージーランド・オープンで勝つと、5月の関西オープン選手権では国内ツアー初優勝。日本屈指の飛ばし屋に小技が身に付き、プロ10年目で飛躍を遂げる。「(最終日は)今までなら緊張していたが、終始落ち着いて回れた」と自信も芽生えた。
2週後の日本オープンに向けて調子を上げよう、と考えていた矢先で、「優勝できるとは。成長した」。勢いのまま初のメジャータイトルも狙う。
[時事通信社]
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