浅野、終盤に殻破る=成長示した次代の主砲―プロ野球・巨人
2年目の浅野が殻を破ったのは、首位争いが激しくなったシーズン終盤だった。8月14日に今季初安打となる満塁本塁打を放つと、この月だけで計3本塁打、11打点を挙げる活躍。「1試合打って次の日打てず、ではない。続いているので自信につながる」と手応えを口にした。
ドラフト1位で昨季入団し、次代の主砲として注目を集める19歳。阿部監督も「何年後かにはチームを引っ張っていかないといけない。個人的には彼がスターになってほしい」と期待を寄せる。
苦い経験もした。9月21日の広島戦。八回2死二、三塁の右翼守備で、右前の打球を後逸したことが敗因の一つとなった。果敢にチャージした結果でもあり、亀井外野守備兼走塁コーチは「ミスして覚えることが大事。いい経験。次に生かしてもらえたら」。失敗を糧にしての成長を願う。
浅野だけではなく、終盤は門脇、井上らも力を発揮。若手が4年ぶりの優勝を果たす重要なピースとなった。
[時事通信社]
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