陸自化学学校を国際機関が認証=試料解析に協力―防衛省
陸上自衛隊化学学校が、化学兵器廃止に取り組む国際機関「化学兵器禁止機関(OPCW)」に協力する研究施設「指定ラボ」に認証され、学校がある陸自大宮駐屯地(さいたま市)で25日、記念行事が行われた。木原稔防衛相は「大量破壊兵器の拡散防止は重要だ。技量を高め貢献してほしい」と、隊員に訓示した。
OPCWは化学兵器禁止条約に基づき、化学兵器の使用や製造の疑いがある場所に査察官を派遣して試料を採取。指定ラボで詳しく分析し、化学兵器に関わるものか鑑定する。2013年にはノーベル平和賞を受賞した。
陸自化学学校を含め25カ国に計33機関の指定ラボがあり、認証されると技術交流や、毒ガスなどに関する最新データの共有が可能になる。国際的に陸自の解析技術が認められた形で、防衛省はさらに研究施設や人員を増強する方針だ。
化学学校はNBC(核・生物・化学)兵器への対処法研究や隊員教育を行う自衛隊唯一の機関。地下鉄サリン事件や東京電力福島第1原発事故の対応でも出動した。
[時事通信社]
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