「ブレイキングダウン」元代表再逮捕=うその投資話で80億円集金か―警視庁
うその投資話を持ち掛け、現金計8000万円をだまし取ったとして、警視庁暴力団対策課は25日までに、詐欺容疑で、格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」運営会社元代表で、会社役員板垣雄吾容疑者(44)=東京都渋谷区東=ら3人を再逮捕した。
同課は2020~22年の間、同様の手口で少なくとも120人から計約80億円を集めたとみている。
ブレイキングダウンは、1分間で勝敗を決める人気格闘技イベント。運営会社によると、同容疑者は創業メンバーの一人で、23年2月に代表を退任し、同7月まで在籍していた。
再逮捕容疑は22年7月、40代の会社役員の男性に対し、スマートフォンを安価で仕入れ、海外に高値で売却すると提案。「2カ月後に出資額の7~8%を上乗せして返済できる」などとうそを言い、現金計8000万円を詐取した疑い。認否は明らかにしていない。
捜査関係者などによると、板垣容疑者らは「ブレイキングダウンのCEOをやっている」と言って投資家を信用させていた。出資させた金の一部は別の投資家への返済に充てており、自転車操業だったとみられる。
板垣容疑者が経営する携帯機器販売会社は、高級外車フェラーリの関連会社と20~22年途中まで、パートナーシップ契約を結んでいた。「仕入れたスマホはフェラーリへ売却する」とうたっていたが、集めた金でスマホを仕入れたり売却したりした形跡はなかった。
3人は今月3日、同様の手口で別の40代会社役員2人から計約5億5000万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で警視庁に逮捕されていた。
ブレイキングダウン運営会社は16日、板垣容疑者が現在も同社と関係があるかのような言動をしているとして、「非常に遺憾であり、厳重に対処する」と発表した。
[時事通信社]
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