「6投目の北口」、土壇場で本領=最高のシーズン締めくくり―陸上DLファイナル
女子やり投げの最終6投目。20歳の新鋭アドリアナ・ビラゴシュ(セルビア)が65メートル23をマークし、2投目から首位に立っていた北口は逆転を許した。これで心に火が付いた。「『6投目の北口』だから任せろ、って思った」
観客に手拍子を求めて助走に入り、大きな放物線を描いた一投は今季自己最高の66メートル13。初優勝した昨年の世界選手権のように、大舞台の土壇場で勝負強さを発揮し、再び逆転して2連覇を遂げた。「大事なところでしっかり勝ち切れてよかった」。満面の笑みで日の丸を掲げた。
パリ五輪で金メダルに輝き、練習拠点のチェコに戻った後、疲れが一気に出て腰痛に苦しんだ。約3週間ほとんど練習できず、不安を抱えて臨んだ五輪後の初戦。1投目から61メートルを超えたことで、「意外と投げられる」と安心できた。
昨年、67メートル38の日本新記録を樹立した思い出のブリュッセルで、最高の形で充実のシーズンを締めくくった。来年は世界選手権東京大会が最大のターゲットとなる。「日本の皆さんの前で、連覇できるならしたい」。笑い声を響かせながら、輝く姿を描いた。(ブリュッセル時事)
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
阪神、高橋宏から3得点=プロ野球
-
中日の立浪監督が辞任表明=3季目、低迷脱せず―プロ野球
-
プロ野球・ひとこと
-
米タッパーウェアが破産申請=販売低迷、負債最大1.4兆円
-
ソフトバンクの又吉が500試合登板=プロ野球
写真特集
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕
-
【スポーツクライミング】安楽宙斗〔パリ五輪〕
-
【カヌー】羽根田卓也〔パリ五輪〕