NY株、一時4万ドル割れ=米CPI受け大幅続落
【ニューヨーク時事】11日のニューヨーク株式相場は、大幅続落して始まった。朝方発表された8月の米消費者物価指数(CPI)で、物価が期待したほど鈍化しなかったとの見方から失望売りが膨らみ、優良株で構成するダウ工業株30種平均は一時、4万ドルを割り込んだ。午前10時32分現在は前日終値比734.37ドル安の4万0002.59ドル。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は172.80ポイント安の1万6853.08。
8月のCPIは前年同月比2.5%上昇と、2021年2月以来3年半ぶりの低水準となった。ただ、変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.3%上昇で、市場予想(0.2%上昇)を上回った。インフレの減速傾向が確認された一方、コアインフレの圧力は想定ほど緩和していないとの受け止めから、株を売る動きが強まった。
[時事通信社]
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