2024-09-10 22:53スポーツ

森下、攻守で躍動=甲子園7連戦は快勝発進―プロ野球・阪神

5回、ソロ本塁打を放ち、ベンチ前で迎えられる阪神の森下(右)=10日、甲子園
5回、ソロ本塁打を放ち、ベンチ前で迎えられる阪神の森下(右)=10日、甲子園

 この日から本拠地の甲子園での7連戦に臨んだ阪神。今後の行方を左右する初戦で、抜群の安定感を誇るDeNAの東をきっちり攻略した。15安打で7得点を奪い、岡田監督は「後ろにつなぐという意識がよかったんじゃないか」と奮起した打線をたたえた。
 その立役者となったのは森下だった。2―2で迎えた五回1死。2打席目まで抑えられていた東に対し、追い込まれてから「ステップした時に足の着く時間をほんの少し長くした」とフォームを微修正。変化球を捉えた打球が左翼席に飛び込んだのを見届けると、人さし指を突き立てた。
 さらに森下は右翼守備でもチームを救った。3点差の七回無死二、三塁で宮崎のライナー性の打球を捕球すると、本塁を狙ったオースティンを好返球で刺した。相手の反撃ムードを断ち、「練習から送球にこだわってやってきたので、いい形を出せた」とうなずいた。
 残り15試合。球団初の連覇に向け、負けられない戦いが続く。「勝つしかない。甲子園でできる強みを生かして7連勝する」とお立ち台で力強く誓った森下。チーム一丸となって首位巨人を追う。 
[時事通信社]

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