「50―50」にまた前進=ドジャースの大谷、大記録目前にも冷静―米大リーグ
ドジャースの大谷が五回、右翼ポール際へ飛距離450フィート(約137メートル)の一発を放った。今季46号。ダイヤモンドを一周した後、ビデオ判定が行われたが、覆ることはなく、2021年に記録した自己最多に並んだ。
この日は2安打、1打点で今季162安打、101打点。こちらは22年の160安打、21年の100打点を更新した。大リーグ通算217本塁打となり、韓国の秋信守(元レンジャーズなど)の持つアジア出身選手最多記録まで、あと1本と迫った。
試合開始時点で気温39度を超える猛暑も気に掛けない。大谷は「(エンゼルスからドジャースに)チームが変わっているし、自分の数字を気にする余裕はない感じがする」。移籍1年目は投手として登板できない分、打者としてチームの勝利に貢献しようと、がむしゃらにプレーしていることを表現した。
これで「46本塁打、46盗塁」となり、大記録の「50―50」まで4本塁打、4盗塁に迫った。残り19試合。ロバーツ監督は「本拠地で達成してほしい」と期待を寄せる。もっとも大谷は「あまり意識しないようにしている。それより、いい感覚の打席を増やしたい。走塁では進塁の意識を持ちたい」と冷静。「勝って貯金が増やせてよかった。今、首位にいるが、早く地区優勝を決めたい」と集中している。(ロサンゼルス時事)
[時事通信社]
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