現職が得票率95%で再選=アルジェリア大統領選
【カイロ時事】アルジェリアの選管当局は8日、任期満了に伴い7日に実施された大統領選挙で、現職のテブン氏(78)が得票率約95%で再選されたと発表した。任期は5年。テブン政権は強権化が進んでおり、有力な対抗馬はいなかった。
テブン氏は、高い投票率と得票率で国民の「信任」を得たと内外にアピールすることを狙ったが、暫定投票率は48%。前回選挙の約40%は上回ったものの、国民の政治に対する期待感の低さが浮き彫りとなった。候補者の1人は、票の集計などで不正があったと訴えている。
アルジェリアでは2019年、20年間続いたブーテフリカ政権が民衆の抗議活動を受けて崩壊。テブン氏はそれまでの政権と軍部の癒着を批判して当選したが、自身も親密な関係を維持している。
[時事通信社]
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