三笘、期待通り躍動=止められないドリブル―サッカーW杯予選
何度も中国の守備網を翻弄(ほんろう)した。左サイドで三笘にボールが渡るたび、何かを期待するように埼玉スタジアムが沸く。声援に応えるように背番号7が躍動した。
独特の間合いで自在にボールを運ぶ。たまらず中国が2人がかりで対応してきても、問題にしなかった。相手を置き去りにして左足で折り返したり、中へ切り込んで右足でクロスを送ったり。体の向きを変えず右足アウトサイドで中央へ送る三笘らしいパスも見せた。
前半ロスタイムには貴重な追加点。深い位置で気配を消すように相手の背後を取り、堂安のクロスに頭で合わせた。「(最終ラインが)4枚だと見切れないところがある」としてやったり。「ウイングバック(の堂安)からウイングバック(の自分へのパス)も狙いだった」。手応え十分だった。
W杯カタール大会までの流れを変えるジョーカー役とは違い、中心選手として臨む最終予選の初戦で、いきなり存在の大きさを示した。「いい意味で全員がいつも通りプレーできたのはよかった。選手がいつも高いレベルでやっているところが出ている」。涼しい顔でこともなげに話した。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
写真特集
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎
-
【駅伝】第101回箱根駅伝〔2025〕
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕