岡本和、勝利導く3ラン=力投の戸郷を援護―プロ野球・巨人
停滞感を振り払う豪快な一発が、主砲のバットから飛び出した。巨人の岡本和が五回に先制の3点本塁打。これが勝利へと導く決勝打となり、「いい感じで捉えられた。入ってよかった」と手応えを口にした。
中4日で力投するエースの戸郷を、4番がしっかり援護した。2死から吉川、モンテスとつないで築いた一、三塁の絶好機。甘く入った初球を力強いスイングで捉え、右翼席に値千金の22号をたたき込んだ。
チームは前日に最下位のヤクルトに連敗。打線のつながりが悪く、この日も四回までは拙攻続きだった。岡本和自身も5試合連続で打点を挙げておらず、「地方球場は打てていない」というイメージの悪さもあったが、一振りでムードを一変させる力を持つのが4番だ。
戸郷は7回を1安打無失点の好投で、3年連続の2桁勝利をマーク。広島と激しい首位争いを繰り広げる中、投打の主軸で価値ある白星をもぎ取った。阿部監督は「それしかないっていう勝ち方。戸郷にはプレッシャーをかけてしまったが頑張ってくれた。(岡本和は)大きいホームランだった」。立役者たちを褒めちぎっていた。
[時事通信社]
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