2024-09-05 22:54スポーツ

森下、変わらぬ勝負強さ=2試合連続の適時打―プロ野球・阪神

3回、先制適時打を放ち、喜ぶ阪神の森下=5日、甲子園
3回、先制適時打を放ち、喜ぶ阪神の森下=5日、甲子園

 持ち味と自負する勝負強さは、シーズン終盤に入っても健在だ。阪神は3番森下が2試合連続適時打となる決勝打。価値ある一打で3連勝に導いた若き主砲は「ゲーム差とか、首位争いとかは考えずに、やるべきことをやっていくだけ」と冷静に言った。
 0―0で迎えた三回だった。1死から四球と安打で得た一、二塁の好機で打席に立つと、「甘い球は積極的にいこうと思っていた」。2球目の変化球を振り抜いた打球は三遊間を破り、二塁走者が生還。「自分がかえすんだという強い気持ちで打つことができた」。さらに佐藤輝の犠飛で追加点を奪った。
 2年目で大山、佐藤輝と共に主軸の一角を担う。「最初に3番として自分がしっかり打つことが大切」と頼もしい限りだ。試合前の時点で61打点はトップと4差のリーグ4位。「こだわってやってきた」という打点王のタイトルも射程圏内に入っている。
 連勝で上位2チームとの差も徐々に詰まってきた。「勝てるチャンスを逃さずに勝つこと(が大事)」と岡田監督。一戦必勝で突き進んだ先に、連覇への道筋が見えてくるはずだ。 
[時事通信社]

3回、先制適時打を放つ阪神の森下=5日、甲子園
3回、先制適時打を放つ阪神の森下=5日、甲子園

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