2024-08-29 17:26World eye

「テレグラム」創設者を起訴 保釈もフランス出国禁止に

【パリAFP=時事】フランス・パリの検察は28日、通信アプリ「テレグラム」の不適切管理の疑いで仏警察に逮捕された、創業者で最高経営責任者(CEO)のパーベル・ドゥロフ容疑者(39)を起訴した。同容疑者は4日間の拘束後、同日保釈されたが、出国は禁じられた。≪写真は、通信アプリ「テレグラム」創業者で最高経営責任者(CEO≫のパーベル・ドゥロフ氏。米カリフォルニア州サンフランシスコで)
 ロシア生まれでフランス国籍も持つドゥロフ容疑者は24日夜、パリ郊外のルブルジェ空港で逮捕された後、予審判事の取り調べを受けていた。
 起訴内容は、組織犯罪グループの関与疑いもある、「違法取引を可能にするオンラインプラットフォーム運営での共謀」のほか、「児童ポルノ画像の拡散」、麻薬取引、詐欺、マネーロンダリング(資金洗浄)など多岐にわたる。当局が要求した文書の提出を拒否したともされる。
 パリ検察のロール・ベキュオー検事によると、同容疑者は500万ユーロ(約8億円)の保釈金を納付して保釈された。週2回、警察署に連絡することのほか、仏国内にとどまるといった条件が付された。
 弁護人は起訴内容について「ばかげている」と語るとともに、「テレグラムはデジタル技術に関する欧州連合規則を全面的に順守している」と主張した。【翻訳編集AFPBBNews】

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