大谷にイチロー、マツイの長所=元名選手ガルシアパーラ氏が感嘆―米大リーグ
【ロサンゼルス時事】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手がメジャー史上6人目のシーズン「40本塁打、40盗塁」を達成した。快挙について、ドジャースの地元放送局で解説を務めるノーマー・ガルシアパーラ氏(51)に話を聞いた。
ガルシアパーラ氏は2009年までレッドソックスやドジャースで14シーズンプレーし、首位打者に2度輝いた名遊撃手。現役時代の大リーグにはイチロー(元マリナーズなど)や松井秀喜(元ヤンキースなど)がいた。「イチローはスピードがあって、毎年安打を重ねていた。マツイには長打力があったが、スピードはなかった。翔平は2人の長所を併せ持っている。50本塁打、50盗塁の可能性もある。驚くべきことだ」と感嘆の声を上げた。
ガルシアパーラ氏は大谷の打撃について、「一番印象的なのは、体格に恵まれてパワーがあること。持って生まれた才能であり、うらやましいが、体をつくる努力も相当なものだったのだろう」と語る。その上で「彼を現在のような強打者にしているのは『野球IQ(知能指数)』の高さだ。状況に応じた打撃を心掛けているように思う」と指摘した。
大谷は打撃3部門ともタイトルを狙える位置につけてきたが、8月は打率が低下。三冠王の可能性について問われたガルシアパーラ氏は「しっかり球を待って捉えれば、彼の場合は中堅から左に強い打球が飛ぶ。そうなればオーケー。本塁打や打点と違い、打率は落ちることもあるので精神的にきつい。気にせず日々の試合に集中していけば、結果は自然とついてくる」と語った。
[時事通信社]
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