2024-08-24 15:27スポーツ

ヤンキースのジャッジ、大谷に敬意=「驚異的な」スピード―米大リーグ

オールスター戦前日の本塁打競争を観戦しながら談笑するエンゼルス(当時)の大谷(左端)ら。右から2人目はヤンキースのジャッジ=2022年7月、ロサンゼルス
オールスター戦前日の本塁打競争を観戦しながら談笑するエンゼルス(当時)の大谷(左端)ら。右から2人目はヤンキースのジャッジ=2022年7月、ロサンゼルス

 ドジャースの大谷翔平選手が達成したシーズン「40本塁打、40盗塁」。メジャー屈指のスラッガー、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は「どちらか一つでもできれば、それは素晴らしいシーズン」と話す。盗塁を重ねる大谷について「驚異的なスピード」と目を見張る。
 ジャッジはア・リーグ史上最多の62本塁打を放ち、大谷を抑えて最優秀選手(MVP)に輝いた2022年には16盗塁を決めた。「盗塁は好き」と言うが、けがもあって106試合の出場だった昨季は3盗塁。今季も既に49本塁打を記録している一方で盗塁数は6個にとどまっている。
 盗塁は失敗すれば、好機がしぼむリスクと背中合わせ。「(他の打者が)本塁打を打つと2ランになるのに、自分が盗塁でアウトになるとチームにダメージを与えるかもしれない」。ヤンキースには強打者が多く、盗塁を狙うことを自重する面があるそうだ。
 現在は主に1番打者を務める大谷は積極的に走り、失敗はわずか4回。高い成功率でチャンスを広げる役割を果たしている。ジャッジは「彼は本塁打を打つこともできるし、(投手が)投げるのを嫌がって歩かせても、二盗、三盗で得点圏に行ける。フィールドでの彼の能力は素晴らしい」。長打力と走力を高いレベルで兼ね備える大谷に敬意を込め、「僕にもああいうスピードがあればいいのに」とうらやんだ。 (ニューヨーク時事)
[時事通信社]

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