2024-08-22 22:42スポーツ

広島、執念の逆転勝利=チーム救った小園と矢野―プロ野球

延長10回、勝ち越しの適時打を放ち喜ぶ広島の矢野=22日、東京ドーム
延長10回、勝ち越しの適時打を放ち喜ぶ広島の矢野=22日、東京ドーム

 あわや完封負けという窮地で、広島ナインが執念を見せた。0―1の九回から勝利をもぎ取る逆転劇。延長十回に殊勲打を放った矢野は「何とか走者をかえそうと思って打った」。興奮気味に振り返った。
 まずは小園が土壇場で勝負強さを発揮。九回1死二塁で、完封目前の戸郷から起死回生の中前適時打。これで反撃ムードは高まり、十回2死二、三塁では矢野が高めの直球を左前に運んで決勝点をたたき出した。
 2位巨人との敵地での3連戦を勝ち越した。これでチームの勢いが増すのは明白で、矢野は「何とか二つ以上勝ちたかった。あしたにつながってよかった」と実感を込める。
 逆境をはねのける強さを感じた新井監督は「間違いなくチームの力がついてきている」。勝利だけではない、大きな価値を感じ取っていた。 
[時事通信社]

9回、同点の適時打を放つ広島の小園=22日、東京ドーム
9回、同点の適時打を放つ広島の小園=22日、東京ドーム

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