2025-01-17 16:07国際

与野党の支持率逆転=大統領拘束巡り保守層結束か―韓国

 【ソウル時事】韓国の世論調査機関「韓国ギャラップ」は17日、保守系与党「国民の力」の支持率が1週前の前回調査から5ポイント増の39%となり、革新系最大野党「共に民主党」の36%を上回ったと発表した。与野党の支持率が逆転するのは約5カ月ぶり。
 韓国ギャラップは、尹錫悦大統領の拘束令状執行を巡る保守と革新の対立が激化する中で、「支持層に向けて尹氏や与党が発信したメッセージが作用した」と上昇の要因を分析。尹氏が徹底抗戦の構えを続ける中で、保守層が結束したとみられる。尹氏は15日に拘束された際にも国民向け談話を出し、捜査の不当性を訴えていた。
 昨年12月3日に尹氏が「非常戒厳」を宣言した後、国民の力の支持率が低下する一方、共に民主党の支持率は上昇。12月後半には共に民主党が国民の力の2倍にまで達したが、1月に入り与党の支持率回復が顕著になっていた。
 尹氏の弾劾については、賛成が57%、反対が36%だった。前回調査に比べ、賛成が7ポイント低下した。調査は今月14~16日に実施し、18歳以上の1001人から回答を得た。 
[時事通信社]

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