2024-08-15 17:48World eye

戦闘機同士が空中衝突、2人死亡 仏北東部

【コロンベレベル(フランス)AFP=時事】フランスのエマニュエル・マクロン大統領は14日、同国北東部で2機のラファール戦闘機が空中衝突し、片方に搭乗していた操縦士ら2人が死亡したと発表した。先進技術を搭載した軍用機同士の衝突事故は異例。≪写真は仏空軍のラファール戦闘機。西部ブレスト沖で〈資料写真〉≫
 事故は同日、北東部コロンベレベルで起きた。地元当局者はAFPに「12時30分(日本時間19時30分)ごろに大きな音が聞こえた」と語った。航空機が音速の壁を越える時に発生する衝撃音「ソニックブーム」とは異なる「打撃音」のような音だったという。
 衝突後、1機目の操縦士は脱出し無事だったが、もう1機を操縦していた訓練生と教官の行方が分からなくなり、当局が捜索していた。
 マクロン氏はX(旧ツイッター)に、ラファールでの訓練中に2人が死亡したと投稿。「国家として、遺族およびサンディジエ第113空軍基地の同僚と悲しみを共有する」と書き込んだ。
 ラファールは索敵や地上・水上目標の攻撃などに使用されるほか、核兵器も搭載できる「多目的戦闘機」で、仏兵器産業の「ベストセラー」となっている。【翻訳編集AFPBBNews】

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