解放のイオン駐在員帰国=ミャンマーで1カ月半拘束
イオンは14日、コメの販売価格を巡る違反があったとしてミャンマーの軍事政権に約1カ月半拘束され、有罪判決後に解放された駐在員が同日朝、帰国したと発表した。同社は「外務省をはじめ関係各所の皆さまの多大なるお力添え、支援で解放された」と謝意を表した。
帰国したのは、同社のミャンマー現地法人「イオンオレンジ」商品本部長の笠松洋さん(53)で、6月末に軍政が設定した価格より高くコメを販売していたとして拘束。その後起訴され、今月12日に裁判所から禁錮1年の実刑判決を受けたが、同日中に解放された。
同社は、6月24日に軍政がコメの統制価格を通達したものの、「イオンオレンジをはじめとする地元小売業各社は知り得なかった」と説明。通達認識後の同27日に価格を変更したが、この間は統制価格を逸脱した状態だったという。
[時事通信社]
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