記録ずくめの赤松=快挙、88年ぶり入賞―陸上・男子走り高跳び〔五輪〕
この日初めて、観客席に手拍子を求めた。陸上男子走り高跳びで、2度目の2メートル27に挑んだ赤松。雰囲気をつくってくれたファンに応えるように、きれいに跳び越えた。両手でガッツポーズ。感謝を示すように観客席を指さした。
ここで脱落した選手が3人いたことで、日本勢としてこの種目88年ぶりの入賞となった。「次の高さを絶対に跳ぶぞ、というつもりだった。気付いたら入賞が確定していた」
次の2メートル31は一発で成功。自己ベストを1センチ更新した。日本男子の五輪最高記録も塗り替えた。2メートル34はクリアできなかったが、最後は観客席に丁寧に一礼。1936年ベルリン大会の矢田喜美雄と並んで最高の5位となった。
競技の傍ら、岐阜大大学院の医学系研究生という顔も持つ29歳。記録ずくめの結果に「めちゃくちゃうれしく思う。陸上競技人生の中で一番楽しい大会だった」。充実感たっぷり、さわやかに語った。 (時事)
[時事通信社]
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