シャープ、純損失12億円=液晶不振響く―4~6月期
シャープが9日発表した2024年4~6月期連結決算は、純損益が12億円の赤字(前年同期は55億円の黒字)に転落した。液晶事業の不振に加え、事業構造改革費用を34億円計上したことが響いた。売上高は前年同期比1.7%減の5319億円、本業のもうけを示す営業損益は58億円の赤字(同70億円の赤字)だった。
不振が続く「ディスプレイデバイス事業」は171億円の営業赤字となった。大型液晶パネルを製造する大阪・堺工場は20日ごろに生産を停止する。パネルの市況が悪化する見通しで、記者会見した沖津雅浩社長は「止めて良かったという結果になると思う」と語った。
[時事通信社]
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