2024-08-02 20:40スポーツ

なでしこ、3日に米国戦=熊谷は「因縁意識ない」―サッカー女子〔五輪〕

サッカー女子1次リーグのスペイン戦でプレーする熊谷紗希(手前右)=7月25日、ナント
サッカー女子1次リーグのスペイン戦でプレーする熊谷紗希(手前右)=7月25日、ナント

 サッカー女子の日本(なでしこジャパン)は3日午後3時(日本時間同10時)からパリで行われる準々決勝で、米国と対戦する。国際連盟(FIFA)ランキングは日本の7位に対し、過去金メダル4度の米国は5位。対戦成績は通算1勝8分け30敗と大幅に負け越している。米国はかつて絶対的な存在感を誇り、大一番で何度もなでしこの挑戦を退けてきた。
 日本が初めて世界一になった2011年ワールドカップ(W杯)では決勝で激突。延長を含めた120分間で日本が2度追い付き、最後はPK戦で現在の主将、熊谷(ローマ)が決めて栄冠を手にした。翌年のロンドン五輪決勝では1―2で敗れ、リベンジを許す。15年W杯は決勝で再び顔を合わせ、2―5の完敗だった。唯一の勝利は親善大会で挙げたもので、公式戦では勝ったことがない。
 どうしても因縁の相手と見てしまいがちだが、熊谷は「あまり意識していない」。1次リーグ最終戦のナイジェリア戦後にそう語った。「嫌な相手ではあるが、もうここからはどこが来ても一緒」
 直近の対戦は4月のシービリーブス・カップ。1―2で逆転負けしているが、歯が立たない相手ではなかった。「しっかり分析しながら、自分たちのやれることをやるしかない」。なでしこの支柱はそう力を込める。(時事)
[時事通信社]

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