ソフトバンクの近藤、久々アーチからの連発=「自分のスイング」で―プロ野球
2打席連続の一発に、本拠地が沸いた。ソフトバンクの近藤が14、15号のアーチ。試合のペースを序盤から手繰り寄せた。
一回は山川の適時打で先制した直後、相手先発の加藤貴に息をつく暇を与えない2ラン。三回は2死から、前打席のリプレーのような打球を右中間席へ運んだ。「1打席目と同じように、自分のスイングができた」と手応え十分の内容だった。
6月は7本塁打を放つなど絶好調だったが、7月は本塁打なしに終わった。5月下旬から6月中旬まで行われた交流戦の途中で右手指を負傷。その影響から打撃を変えて「力は要らない」と分かったが、傷が癒えてからは打撃を見失っていた。
それでも、持ち味の打率と出塁率の高さを発揮し、打線を活性化。近藤の後を打ち、7月は好調だった正木は、「近藤さんは相手に多く球数を投げさせるので、打席までの間に球筋を見ることができる」と言う。数字以上にチームに与える近藤の力は計り知れない。
[時事通信社]
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